"生態系の再生"
土壌の微生物たちのおかげで植物が育ち、私たちの食料が生まれる。
人間の健康と地球の健康は繋がっている。
要するに、土壌の微生物と人間の体内にいる微生物は繋がっている。
農薬や化学肥料で土壌の微生物を破壊し汚染することで、人間と地球の健康を破壊する。私たちの普段の食事が環境を破壊しているシステムの一部ということを自覚しなければいけない。
無農薬・無肥料、不耕起栽培、被覆作物、草食動物の管理放牧、作物の多様性が鍵となる再生型農業は、土壌の微生物を増やし、大気中の炭素を吸収して作物に栄養を与える。炭素は悪者ではなく良いものなのだ。
牛もメタンガス排出源として近年は悪者扱いだが、問題は育てる場所である。一定の狭い牛舎に閉じ込めるのではなく、放牧することで植物の成長を促す役割を与える。
そして、この再生型農業を自然農法として何十年も前に確立した人物が日本にいたのだ。『福岡正信』である。
出演しているゲイブ・ブラウンはこの福岡正信の『自然農法わら一本の革命』という本に強く影響を受けている。日本の農業にも是非広まってほしいが、まだまだ課題は沢山ある。
次世代の子どもたちに何を食べさせたいか。美しい地球を残していくためには、土と微生物の素晴らしさを認識し、生物多様性による生態系の保護が最重要事項だと人類全体で認識することが道しるべなのではと思う今日この頃。🌿
