KOUSAKA

ビリー・アイリッシュ 世界は少しぼやけているのKOUSAKAのレビュー・感想・評価

4.2
今、リアルタイムでスクリーンで上映されてるうちに絶対見に行くべきです‼️

自分は、立川シネマシティ(シネマ・ツー)の極上音響上映で鑑賞。

この映画は絶対にデカい音で観たかったんですが、ヒューマントラストシネマ渋谷のodessa上映をうっかり逃してしまったので、今回の立川シネマシティの極上音響上映は、本当に有難かったです🙇‍♂️

ビリー・アイリッシュは、常に聴き手の魂に響く歌を、彼女にしか生み出せない音と言葉で届けてくれる稀有なアーティストですが、そんな名曲の数々を生み出す瞬間の貴重な映像や、彼女がスターぶること一切なくファンと親密に接する映像などを通して、彼女のワンアンドオンリーな歌がなぜ生まれ得るのかがよく分かる、音楽ドキュメンタリー映画の傑作だと思います。

プロデューサーでもあるお兄さんフィネアスのベッドルームで作曲したりレコーディングしていることは有名ですが、実際にその様子がたくさん見られるので、覗き見的なドキドキ感もファンにとってはたまりません。

とあるコンサートで、ワイヤーで吊り下げられたベッドの上でお兄さんと二人きりで歌われる「i love you」は、まさに日頃お兄さんのベッドルームで歌が生まれ紡がれていく様子を再現しているようで、歌そのものの切なさも含めて、最も心に残った瞬間でした😭

彼女の両親も含めて肉親や友人たちが、ビリーを全面的にサポートしているところも新鮮でした。両親自身も俳優や作曲家だったりしてエンタメ業界の中の人なので、スターが陥りかねない闇や地獄を知り尽くしているからでしょうね〜。とにかくビリーに対するメンタル的なケアが徹底してるなーと思いました。

これまで自分自身も音楽に何度も救われた経験があるので、今作のライブシーンで一緒に合唱しながら涙しているオーディエンスの姿を見るだけで泣けてくるし、ビリー・アイリッシュの音楽が、本当に聴き手の心の深いところに刺さってるんだなーというのがよく分かって、感動的でした😭
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