暴力と破滅の運び手

続·ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画の暴力と破滅の運び手のレビュー・感想・評価

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共和党の支持基盤となっている地域の文化をけちょんけちょんにし大筋は女性エンパワメント、というコンセプトをどう見るかは人によりけりだろうが、ガンショップから出てきた共和党支持の男の家に居候しやばい集会に行くシーンなんかでは昔見た『ブルーノ』(ゲイ矯正キャンプに潜入してメチャクチャにしたり反同性愛集会に出向いていって男性とキスをしたりする)にも劣らぬ緊張感があった。南部に未だ残る社交界のデビュタント舞踏会をメチャクチャにするというのも個人的にはかなり胸が透く気持ちになった。