『オフラインだから繋がった友情』
てっきりディズニー・ピクサー作品かと思ってたら
20センチュリースタジオ×TSGエンターテイメント。
5年ぐらい前に
愛されマシュマロボディの似たようなヤツが
いましたが、かなり違ったアプローチですね。
あちらは『キテレツ大百科』で
こちらは完全に『ドラえもん』です。
LOVOTにスマートスピーカー、自律稼働AI、
電動ビーグルをドッキング、ぐらいなら
「ふーんハイハイ」でしたが
そこにマッチングサービスを追加して
「友だちを作る」為のロボット
っていのはイイですね。
主人公の手元にやってくるBボット・ロンの
悪びれない暴走気味の感じ、
これまたTEDを彷彿とさせます。最高。
「スキンのカスタマイズ」もあるあるだし
こんなところで
「ディズニー・パワー」を発揮するのも面白い。
また、学生時代における
超SNS社会(いいね、閲覧数、フォローに振り回される)と同調圧力(みんなと同じじゃないと……)の
バランスもここ最近の作品では上手だと思います。
僕もTVゲームを買ってもらえなかった系ボーイなので
共感性羞恥で胸が痛かったです。
ただ昨今の中学生はもっとドライな気もするので
それこそ小学校が舞台の方がしっくりきたかも。
あとはパパ&ばぁちゃんの活躍ももう少し
描いてもらたかったです。
これじゃいわゆる「親ガチャ」じゃ……
ってぐらいバーニーが不憫。
悪気があるわけじゃないけどね。
さらに盛り上がりに欠けた要因としては
字幕訳がちょっと固いからでしょうかね。
林完治さんは基本的に信頼してるのですが
やはりZ世代向けアニメでは現地のノリが100%伝わってないような……。
こうゆうトレンド×コメディ色の強い作品は
やっぱり旬の芸人か放送作家さんが監修に入って欲しいですね。
あとマジでハリウッドは『クレヨンしんちゃん』を
勉強するべきです。
吹替ならイメージが違ったかもしれませんが
トータルで「まぁまぁ」
「『ヒックとドラゴン』ってやっぱ名作だったな」
なお手並みでした。