東京国際映画祭
スクリーン7
「ゴッズオウンカントリー」で山羊と私の心を鷲掴みしたアレックセカレアヌ目的で観た
あいも変わらずいい髭、良い目
尺は短いけど、ずっと苦しい映画やった
ロンドンに住む移民の人々の、
ギリギリの生活の果て
一つのトラブルが生活を、人生を脅かすんだなって
とにかくバイクに乗ってるシーンを後ろからとか俯瞰とかで追うシーンが多かった
それが最初はきもちよかったのだけど
どんどんカメラの不安定さと共に心がぐらぐらしていく
どんな善人であっても真面目な男であっても、自分以外の誰かの生活を守るために、
少しずつ蝕まれていく心がつらい〜
セカレアヌは無口だからこそ余計、表情だけで苦しくさせる
最後、ああやってやられやりかえし、
彼らは生きていくんだろうか