映画シリーズ2作目
ドラマを観てなかったので、大慌てで「宇宙の帝王」のエピソードを観てから臨んだ。あくまでもTVシリーズの劇場版というスタンスは好き。
「宇宙の帝王」でのカーンはこれまた逞しい悪い奴に描かれていて、女を落としつつ、カークを追い詰めるスーパープレーを見せてくれる。カークやスコッティも彼には憧れを抱くという男性ホルモンっぷり。
そんな彼が劇場を舞台にまた暴れまくるかと言えばそうでもない。
愚かさと可愛さの中間を往く、マッドマックスの格好をしたお爺ちゃんな印象しか残らず。カンバーバッチ版カーンが急速に小物化したのはこれが元なのかと、妙に納得した。
でも人間味があって、これはこれで好きになれなくはないような気がする。
本作ではカークにもスポックにも一大イベントが用意されているが、ドラマを観てないせいか乗れず。