けべん

ミリオンダラー・スティーラー 史上最大の作戦のけべんのレビュー・感想・評価

3.0
銀行強盗の話なのだけど、この作品はクライシス&コメディ。やり方も古典的だし、犯行も粗さを見せるものの成功はしてる。そして驚きの実話ベース。

強盗や脱獄は世界各国、いろんな時代で起きてるんだなぁと驚かされる。この話が面白いのは2006年の話がベースとなっていて、比較的新しいこと。銀行の大きさや資産は関係なく、銀行の支店がある場所が犯罪に巻き込まれるかにおいて重要なんだなと感じた。

銀行視点だと、金庫にある物理的な紙幣や私書箱の貴重品など守るものが多い。それゆえの手数料でもあるが、なかなか難しい問題だなぁ。

計画がかなりざっくりすぎてこんなにうまくいくのかとは思った。計画と内容自体は誰でも思いつくものかと。
この作品の評価があまり高くない理由は、犯行の動機だと思う。かなり希薄で、思いついちゃったからやってみた。という感じが強い。なので、捕まるエピローグもそうだろうなとは思ってた。薄い犯行動機、特徴のない犯行内容に、誰もがわかるオチがこの評価に結びついているのだろう。