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皮膚を売った男のchipのレビュー・感想・評価

皮膚を売った男(2020年製作の映画)
4.0
興味深いって…
こんな作品のことを言うんだろうな~


大金と引き換えに背中をアーティストのキャンバス として提供したシリア難民サム、
豪華ホテルに泊まって、作品として自由に渡航もできるようになり、恋人とも再会できたけれど。。


美術館でうなだれて背中を見せている彼の姿に、
人間味は全く感じられなかった。。
肌の調子が悪くなったとき、
彼が座っていた椅子の前に
「RESTORE」
修復中の文字がありました。
この表示にはショックでした。
人間なら療養中とか治療中ですから。。
背中に描かれたタトゥーの絵柄が衝撃的だから…
シリア難民救済のグループや口を出したり、様々な人権の問題も出てきました。
本人が良ければいい、
そんな簡単なことじゃなかった。
作品の売買は人身売買になるかもしれない…!!
どうなるのか?
サムの人生は…?

そんな興味深い作品でした。
ドキドキしながらスクリーンを見つめていました。
二転三転する終盤…
結末は思いもよらないものでした。


ノンフィクションですが…
モデルとなる芸術家と、キャンバスになって背中にタトゥーを入れた人物がいるらしいです!
これを知ってまた驚きました。
昨年鑑賞していて、レビューが年を越してしまいました。


モニカ・ベルリッチは、
まさに美魔女ですね、♡
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