てるる

ディヴィジョンのてるるのレビュー・感想・評価

ディヴィジョン(2020年製作の映画)
3.6
ヒュートラ渋谷のWECで上映された作品。
ブラッドブレイドと迷って蹴っちゃったけど、こっちの方が見応えあり。

1997年頃のブラジルが舞台。
ビジネスとしての誘拐が‘‘流行’’していた時期、ある政治家の娘が誘拐された。
暗殺者と呼ばれるくらい過激な刑事メンドンサと汚職刑事サンチアゴのバディもの。

ストーリーは骨太で硬派。
そしてブラジル特有で汗だく流血多め。

ちょいちょい銃撃戦を挟んでくるので、ポリティカルアクション好きも楽しめる。

汚職刑事には汚職刑事なりの正義があるんだろうな。
しかも頭も切れるし、肝っ玉も座ってる。
でもあのクズ女はホントとんでもねぇ!

クライマックスは結構ハラハラさせられた。
あの三つ巴の緊張感は半端ない。

でもね、ラストが何とも言えないし納得いかない。
どこまでが実話か分からないけど、理不尽すぎない?
あの後をもう少ししっかり描いてれば、それこそ「ボーダーライン」並に良い評価になってたんじゃないかな。
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