認知症の診断を受けた父親のいろんな形の死を、スタントマンやセットを使って撮っていく。娘のために楽しんで体を張り、病状が進んで自分を失いつつも、ユーモアを忘れない姿が愛おしい。生も死も地続きでどちらも非情な現実かつファンタジーなんだな、と思う。
映画内では出てこないけど、監督である娘が50歳手前にして、初めて女性を好きになり、自分でも「ずっとストレートだと思ってたのに??」と混乱してたときにも、お父さんは「素敵な人が君を愛してくれて最高!」と言ってくれたそう。ちなみにその人(サンダンス映画祭のディレクター)と監督は去年結婚。
映画に登場する双子の子供は、アイラ・サックスの精子と、提供者の卵子でキルスティン・ジョンソン監督が出産して、
監督とアイラ・サックス&同性パートナーでco-parentingしてる。