kuro

映画大好きポンポさんのkuroのネタバレレビュー・内容・結末

映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

映画単体としては文句なし。90分間に映画監督としての苦悩と達成が描かれている。資金枯渇の件はプロデューサーの権限で編集すればよかっただろうとか,銀行の融資会議の中継はコンプライアンス上問題あるだろうとかあるが,映画制作の核心部分はゆらいでいない。
ただし,キャッチコピーにある「幸福は創造の敵」は,ポンポさんがジーン君にかけた呪いにしか思えない。映画監督になるにはそのほうがいいかもしれないが,映画監督として生き続けるには幸福な時間も必要。
初監督作品でニャカデミー賞受賞してしまったジーン君は,映画監督で居続けられるのだろうかと心配してしまった。
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