これはちょっともったいないのでは……！個人的には最高ポイントでは５億点でてるんですが、冷めポイントもわりとクリティカルな感じで…。
良かったのは、とにかくアニメ表現でしかできない映画表現。キモとなる編集作業をはじめ、役者の演技に震える瞬間、映画館での没入描写など、映画好きなら「わかる」昂揚感がいきいきと写し取られているのが本当にすばらしかった。映画に関わる仕事の熱さを多角的に捉えているのも良かった（銀行の仕事については超解釈違いだけど）。
頭を抱えたのは、「幸福は創造の敵」「2h超えの映画は〜」というような物言い。こういう硬直した二元論って映画好きこそ嫌うのでは？と思ったし、こういう思想の人が撮る映画 シンプルに見たくないです…と思ってしまった。終盤も全部せりふで説明しちゃう感じ？とか、この題材で90分の映画？？とか、首をひねる展開が多く、おそらく監督ご自身もシネフィルであろうになぜ？？？となってしまった。
