これが経験者の証言に基づいて作られた作品だということを前提に考えると、現実と真正面から受け止めることは私にはできません。劇場で観れませんでしたが、止めながら見るのがやっとだったので、Netflixで観てよかったです。
愛の不時着なんて観て（観てないけど、、）この国を甘くみてはいけないと強く感じました。。
1920-40年代の戦争中は正にこの作品のような状態が世界中で存在したのかもしれません。本来同じ人間であるのに、弱いものを作り出すことにより優位にたち、自分達の私利私欲を満たし、弱きものたちを精神的にも肉体的にも追い込み人間としての尊厳も自由も全て奪う組織となる。
貧しいということが生み出すことの恐ろしさ、間違ったことを間違いだと言えない世界。昔の話ではなく、数年前、いや、今も起こっている現実なのだと思うと苦しくて苦しくて仕方がありませんでした。
死ぬことさえ許されず、ゴミのように扱われ亡くなった方々が、どうか次に生を受ける時は必ず幸せになりますように。
どうかこの事案への世界の介入がありますように。
