詩的で美しくて、うっとりするような映像体験。
正直ハイスミスの原作も知らないし、ストーリーにも大した面白さは感じられなかったけど、どこかこの世じゃないような雰囲気と、絵画みたいにバチッと決まった画に酔いしれる。
デニス・ホッパーにブルーノ・ガンツがこれまた世界観にマッチしすぎてるんだよなぁ。。(ニコラス・レイの存在感も)
ただいかにも70年代サスペンスって感じのメインテーマが安っぽくて、作品の雰囲気を壊しているようで邪魔だった。
ストーリーも映像も音楽も、全てが最大限に調和しているのがやっぱり「パリ、テキサス」って印象。