夏菜子ちゃんと、ミュージカル系映画との情報に惹かれて鑑賞。私は映画館では重めのストーリーを観たいので、この映画はあっさりすっからかんって感じで物足りなさはあった。でも、あんなにペラペラ喋って字幕も使い放題だった主人公が、ラストシーンだけあまり語らない（のに伝わる）終わり方は謎に納得感があって個人的には好きだった。
話の中で「歌います」って雰囲気を出してから歌い始めるのは、新しくて面白かった。ミュージカルが苦手な人でも楽しいと思う。ただ、映画館で大音量で歌が聴けるのを楽しみにしていたが、逆に均一に拡大された声になってしまっている気がした。個人的には。
松也さんはスーツがぴちぴちすぎてエリート銀行員にはちょっと見えないかな…マスコットみたいで可愛らしかったし、コミカルな演技には合っていたけど…
夏菜子ちゃんは普段と違う大人の魅力で素敵だった。欲を言えば、浴衣の帯や小物はもう少しこだわってあげてほしかった。普段着感を出すために敢えて、なのかもしれないが、帯留めとかかんざしとか付けてほしかったな。
