圧倒的 90年代USポルノ風演技!
圧倒的 90年代USポルノ風カメラワーク!
圧倒的 90年代USポルノ書類先行落ちなヌード!
そして圧倒的家庭用ビデオ画質と合成でお送りするX'masサメ映画!!
『水が無いなら雪を泳げば良いじゃない。』
生半可に映画的なストーリーがある(薄っぺらいけど)から 余計に演出や展開のダルさが逆にシンドいのだが、その反動か はたまたお詫びなのか、結構な量のKILLカウントである。
チープなりに頑張った欠損部位や、低予算にしてはそれなりに気合いを感じる血糊の量。
捕食シーンのゴア描写こそかなり少ないが、努力は垣間見える。
ただし"とりあえず"で喰われるモブキャラは ほぼ〈ズーム&悲鳴〉の低予算スタンダード処理だが。
観てて思ったんだが、実はコイツそこまで激しくブッ飛びブチ切れ系サメ映画じゃない。
わりとオーソドックスなストーリーのC〜D級サメ映画である。
『単に場所が雪山なだけなのだ。』
(↑ソコが1番のブッ飛びポイントだろ!)
落ち着いて考えれば考えるほど展開からクライマックスまでB級サメ映画のセオリーをトレースしている。
まぁ、だからこんな設定なわりには 異様なテンションの怪作という類いではない。
だからこそ真面目に観たら
『 本気でつまらない。』
「なんじゃコリャ?」とツッコミながら観るが吉。
ムダにハイテンションなヤーツかと思っていたので個人的には予想と違う内容だったが、意外と"分かってる感"の漂ってくる《字幕》のおかげで何とか途中休憩はナシで完走である。
〈悪魔のフカヒレ〉とはコレ中々どうして的を得たサブタイトル。
『フカヒレさえ走らせる事が出来りゃ、もうジャンルとしては立派なサメ映画だ。』
と、感情論と力技だけで「コレが正論」だと主張された気分だ。
確実に内心 引っかかっているが、頷く(うなずく)しかない。
そんな感覚である。