しちれゆ

女たちのしちれゆのレビュー・感想・評価

女たち(2021年製作の映画)
3.4
美咲の置かれた状況は心底救いがない。
半身不随の母親に否定され「産まなきゃよかった」とまで言われながらも日々その世話に明け暮れている。訪問介護のクズ男ナオキと布団が積まれた自宅の貧乏臭い部屋で朝っぱらからヤるのも、それが愛だと信じているのも悲しい。そして2人の関係に母親は気付いている。
コロナ禍の話で、美咲がしてるのが懐かしのアベノマスク、小っちゃ!笑。アベノマスクをしてることで分かるように美咲は周りから浮いていて、嫌われている。「東京の大学を出たのに教師にもなれない」と母親になじられているけど、田舎の女性にとって教職が自立の最たる道だったのは一昔まえの話でしょう。
結末には一筋の光。けど、唐突な母親の軟化と母娘の和解はとってつけた展開に見えちゃう。倉科カナの可愛さだけが際立っていた。小出恵介復帰作。
ラストで流れる歌が荒木一郎(知ってる?)の『妖精の詩』とかいうヤツ。これをチョイスする感性とは・・・👴🏻