実際に起きた御巣鷹山ジャンボジェット機墜落事故をベースに書かれた小説の映画版。
80年代当時は新聞社の立ち位置が今よりももっと高かっただろうし、情報スピードや情報量が地元紙に求められていたと思う。
報道記事のために広告が飛ばされて営業vs報道になるシーンもすごくリアル。金持ってきてるのはこっちなんだよ、という営業のセリフもほんとわかる。
オフィスのセットや時代背景も細かくて、例えばデスクでタバコを当たり前のように吸っていたり、当時流行っていた眼鏡の形状だったり、デスクの並び方だったり、あー昔の新聞社こうだったわーと思わされる。
いやーグッと来るね。報道はすごいよ。ほんとに。叩かれがちだけどさ。
キャスト陣も豪華で安心して鑑賞できる演技力。滝藤賢一のノイローゼ演技はすごい。そう見える。もはや怖い。