しんや

クライマーズ・ハイのしんやのレビュー・感想・評価

クライマーズ・ハイ(2008年製作の映画)
3.7
1985年に起きた日本航空123便墜落事故を巡り、群馬にある地方新聞社の記者達の奮闘を描いた作品。

この事故の全権デスクを任されたのが、堤真一が扮する悠木。

前代未聞の航空機事故に沸き立つ新聞社に、記者達それぞれの熱い意気込みやプライド、コンプレックスやら何やら入り混じって非常に熱い。
会議なんて殆ど喧嘩、笑い。
邦画でこれだけ熱量を持った作品も珍しく思うし、俳優陣の熱演もあってグッと引き込まれた。
地獄のような事故現場を命がけで取材しても、必ずしも報われない現実。
ヒーローにはなれない人達を突き動かすものは何なのか?
携帯電話も無い、ましてや無線すら与えてもらえない時代に手にした情報って、
やっぱ重みが違うよなぁ〜新聞に力があった時代を思う。
非常に見応えがありました。
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