このレビューはネタバレを含みます
●本作の最初の予告を観た段階でのレビュー
空気を読まずに本音を記しますけれども、公開された最初の予告を観た時点での感想は【音楽は「最高」、映像は「イマイチ」】です。
前作の予告発表時には(予告を鑑賞し)完全に正気を失い狂喜乱舞してしまったのですけれども、今回は「えっ・・・こ、これで大丈夫なの・・・?」と不安になってしまいました(まぁ期待値が高すぎたというのもありますけれども・・・)。
ちなみに「前作の予告編」集↓
①https://www.youtube.com/watch?v=akX3Is3qBpw
②https://www.youtube.com/watch?v=YWNWi-ZWL3c
③https://www.youtube.com/watch?v=hEJnMQG9ev8
というか何が一番不安なのかというと、個人的にアニャ・テイラー=ジョイには「本物の闇」を感じないというところ…
クリス・ヘムズワースもどのようなキャラクターを演じているのかはまだわかりませんけれども(「MAD」の希薄な役柄で実は適役なのかもしれませんけれども)、予告を観た限りでは「MAD」臭を余り感じないんですよね・・・
そういう部分(雰囲気)は正直演技でどうにかなるものではないと思いますし・・・
ぶっちゃけキャスティングが決定した時から思っていたのですけれども「もしかしてキャスティングミスったんじゃないの・・・?」と・・・
とにもかくにも個人的には本作の最初の予告にて「MAD」が「MAX」に到達することは0.01秒も無かったことは明記しておきます・・・
しかしながら今後の予告編と本編の公開により「己に審美眼が全く無かったことを思い知らされ、震えながら本レビューをひっそりと削除する」こととなるよう、心から期待しております。
追記(2024/03/21)
本予告が公開され、そのスタントシーンに若干期待値上昇。
がしかし、相変わらず痺れるような殺気は感じず、感情も動かなかった・・・
前作よりも様々な画像処理(加工)を容易に施せるようになり絵的には面白いのだけれども、それに頼り過ぎてしまい、リアリティーや迫力、緊迫感等が犠牲に(希薄に)なってやしないか?
スクリーンでは違って見えることを祈る・・・
追記2(2024/05/24)
ファイナル予告鑑賞。
1:31秒の予告に前作の映像を10秒も使用するのか…
それってさぁ…今作の映像に自信が無いってことの自白になってしまっていません?
あと「予告編」というものはライト層の客へ向けてのものであるということは重々承知しておりますけれども、それでも「remember me」とか言われちゃうと「HIGH-OCTANE COLLECTION」購入以来「4K UHD」と「BLACK&CHROME EDITION」を「月イチ」鑑賞し続けているMAD MAXなファンの身としては、「前作は『覚えてる?』なんてレベルじゃない、死ぬまで繰り返し観続ける『日常』だから!」と、咆えたくなってしまう。
ちなみにファイナル予告の(本作部分の)「CGガチ盛りペラペラ映像」を観ながらふと思ったのですけれども、もしかして本作って「トリロジー最終話の習作」も兼ねているのか…?と…
なのであえてCGを多用し、実写との「匙加減」の具合を学ぶために…
何処かで読んだ話では、黒澤明監督も『乱』の習作として『影武者』を制作したらしいですし、そのパターンか?と・・・
んで、トリロジーの〆にて再びシャーリーズ・セロンとタッグを組み、監督人生の総決算的な作品をぶちかます…、という壮大な展望だったりして…と…
ジョージ・ミラー監督は天才やし、そういったことを平気でヤリそうな雰囲気があるんだよね…
ってなわけで、次作に死ぬほど期待しております。
えっ?「お前、今作まだ観てないだろ?」って?
うん。まだ観てないよ。しかしファイナル予告を観て「確信」したのだ。
本作は「〆作」への「繋ぎ」だってことを。
セロンとミラーがもう一本、「MAD」な伝説を「MAX」で創ってくれることを祈る(ぺラいCGは最小限で頼む!)。
※「神」なんぞは信じとらんが、「ミラー」と「セロン」は信じてる‼
本レビュー(2024/06/05)
まぁ、これはトリロジーの3作目へ向けての練習だよ…うん…
3作目は「もう映画を撮れなくなってもかまわない」というくらいの気迫と覚悟でもって、全てを出し切って製作してほしい。
※「MAD MAX」シリーズは制作出来たとしてあと1~2本が限界だろうから…
マジで新作を応援してます!