kanko

ヒルビリー・エレジー -郷愁の哀歌-のkankoのレビュー・感想・評価

3.8
お母さん、もうこれ以上息子を振り回すのはやめてあげてよ。って何回も思う物語。
お母さんがどうして薬物中毒に陥ってしまったのか今ひとつわからなかったが少年時代のどこに地雷が埋まってるか分からない、一旦踏んだら手がつけられないほどキレる場面とかもう、本当に少年が不憫でならなかった。そんな中でもおばあちゃんの存在は大きかった。

映画のトップの故郷で過ごす一家のエピソードが家族というものの繋がりの深さを表していて、良きにつけ悪しきにつけ家族ってそう言うものだよなと思う。

お母さんはもうちゃんとした施設で治療した方がいいんじゃないかなとそれが気がかりであったが映画のエンドロールでこれが実話でお母さんも職を得て薬物もたっていることがわかってほっとしました。おばあちゃん、実物のおばあちゃんとそっくりだなあ。主人公の少年時代の役者君が素晴らしかった。
kanko

kanko