ヒルビリー・エレジー -郷愁の哀歌-のむろたのレビュー・感想・評価

アメリカの光と影
ドン底から這い上がるただのサクセスストーリーじゃなかった

家族を離れたあらゆる人に自分のルーツを見直させるいい機会を与えてくれる映画だなと思った

もがき苦しみながら前を向いてお互い助け合う家族の姿に愛感じたし、毒親だとしても家族って憎みきれないよな
負の連鎖を断ち切るのに祖母の差し伸べてくれた力強い手に涙が自然と流れる

映画ではほとんど描かれていなかったアメリカの貧困や社会分断
この背景を含めた原作も読んでみたい