オーウェン

ヒルビリー・エレジー -郷愁の哀歌-のオーウェンのレビュー・感想・評価

2.8
2016年の大統領選挙でトランプが勝利した際に、その応援をしたとされる白人の低所得者。

彼や彼女らは低賃金のためすぐに仕事を解雇される。
それを自分のせいではなく、他人のせいにする癖があり、どんどんと悪循環に陥っていく流れ。

そんな環境で生きるJDにとって、悪態や暴力に加えて麻薬依存を繰り返す母親に振り回される日々。
助けを求め祖母にすがる中で、自身を変えていこうとする。

原作が回顧録のため、結末は非常に明るいものとなっている。
周囲の環境が悪いからとそのせいにすることもなく、自身で努力することを伝える中身。

救われる映画ではあるが、中身はオスカー狙いのようなつくり。
そもそも麻薬依存から立ち直ったと言われても、あまり人間的に称賛するような人物でないので共感は難しい。
オーウェン

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