正義に取り憑かれた女の話。彼女が何故ここまで必死に捜査するのな分からなかったんだけど、むしろ、そこにわかりやすい理由がないことこそが、真実や正義が持つ力の恐ろしさを浮き彫りにしているんだな、と思った。恐ろしいと同時に、美しくもある。世界はどうしようもなくクソだけど、たまに信じたいような気にさせてくるから余計タチ悪い、そんなことを思い出して居心地の悪くなる映画だった。
多分この居心地の悪さは、普段は正直他人事で片付けられてた「世界の嫌な部分」が、この映画ではがっつり地続きになってるからかも。しんどい〜、、
真実を求める情熱と歪んだ正義感は紙一重だな。気を付けよ〜。