レンタルで鑑賞。
エレベーターが人を襲う、という内容で再生時間が120分弱あった驚異の作品。
予告編未視聴でだった為、「エレベーターというシチュエーションを利用したスリラー」と思っていたら、エレベーターが人を襲っていた。
エレベーターの制御システムに色々あって、更に実はこんなことが裏に…などと事情は諸々ありながら、エレベーターという独特な閉鎖空間で「こんなことがあったら怖いな」という発想から更に飛躍させたのが本作。
あくまで姿勢を貫こうとするのは良いところだと思う。
本作が「エレベーター」から取り出した主な恐怖の概念は〈不自由さ〉である。それを飛躍させて何かに操られる恐怖に導いて作られている。
〈高所〉〈密室〉もなくはないがメインではない。
他にもエレベーター独特なものには〈他人と近距離にいる不安〉とか〈見られている緊張感〉もあるが、本作にそれを期待してはいけない。
あと、何より長い。とにかく長い。もう少しタイトにするだけでもう少し面白くなる。
