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ある人質 生還までの398日のHIROのレビュー・感想・評価

ある人質 生還までの398日(2019年製作の映画)
4.0
ダニエル役のエスベン・スメドが好きでHuluにて視聴。神経質そうな表情大好き💕
囚われた恐怖と絶望の表情も素晴らしかった💕

この映画で描かれている通り2013年頃はISISの人質事件は多数おき、各国の対応の違いを考えさせられました。
スペイン🇪🇸ベルギー🇧🇪フランス🇫🇷身代金を払って解放。
イタリア🇮🇹政府は支払ったことを否定しているが身代金は400万ドル(約4億8000万円)払い解放
アメリカ🇺🇸家族による身代金の支払いと交渉を援助。
日本🇯🇵はデンマーク🇩🇰と同様にサポート無しです。
日本政府は交渉すら行えず…マスコミは「自己責任論」を報道。

劇中に登場する“ジハーディ・ジョン”と呼ばれた人物はイギリスから参戦した外国人戦闘員で、映画通りアメリカ人ジャーナリスト、ジェームズ・フォーリー(トビー・ケベル)の殺害を行い、動画を共有した。フォーリーさんの要求額は1億ユーロ(約148億円)という非現実的な金額で、本気で身代金交渉をする気はなかった。見せしめとして殺害する予定だった。
同じく殺害された後藤健二さんと湯川遥菜さんは、どうだったのだろう?身代金を払えば助かったのではないか?悔やまれる。

ダニエルさんの身代金は約7,350万円だったが2,600万しか集められず交渉したが、逆に2億5,000万に値上された。

【安田純平事件】
安田純平さん は2015年6月シリア北西部イドリブ県で拘束。家族宛に身代金要求が届き、日本政府はインテリジェンス(情報能力)が弱く交渉ルートすら見つけられなかったとの事。結果3年4ヵ月拘束後、身代金を払わず無事開放され帰国出来ましたが、政府はパスポート発行拒否をしているそうです。

【アルジェリア人質事件】
アルジェリア、マリ天然ガス関連施設へイスラム国の襲撃で日揮10人含む39人が死亡した。
この時の報道で朝日新聞は「犠牲者の実名を明かさない」遺族の希望の協定を破り犠牲者の実名とfacebookから無断で取った本人と家族の写真を公表しました。報道倫理を破る行いで、社会的に批判を受けましたが、実名報道した方への謝罪はしてないそうです。
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