このレビューはネタバレを含みます
駆け出しの写真家がシリアでISISに誘拐され、生還するまでの1年強を描くデンマーク作成の実話作品。
ISISがいちゃもんをつけて欧米人を誘拐していきますが、あまりに理不尽すぎて驚きました。またこうやって資金繰りをして活動しているという勉強になりました。
1年以上も劣悪な環境下に置かれた主人公や、その家族の気持ちを推し量ると胸が痛みました。印象的だったのは、主人公母が大企業経営者の男性(友人の夫)に融資をお願いするシーン。押しすぎず引きすぎず絶妙すぎて思わず、うまい!と声が出ました。
エンドロール前に、主人公のダニエルはその後も写真家として世界を旅しているとありましたが、生命力がすごいですね。そうでないとやっていけないでしょうがメンタルを見習いたいです。