ある人質 生還までの398日の作品情報・感想・評価

「ある人質 生還までの398日」に投稿された感想・評価

leclerc

leclercの感想・評価

4.0
結末は分かっているが、周り全員敵という絶望感。
何よりノンフィクションというのが恐ろしい。
紛争地帯では何の常識も通用しない、という、わかりきっている、けど納得はできない現実にまず驚かされる。
撮影の許可を取ろうと、テロリストたちには関係がない。国際的な捕虜に関する決め事もやはり関係がない。
日常的に拷問は行われ、家族には理不尽な釈放金の要求がやってくる。
「間違っている」と言おうが、なんだろうが、それが現実なのだ。
Rin

Rinの感想・評価

3.9

このレビューはネタバレを含みます

シネ・リーブル梅田にて鑑賞。
なかなか壮絶な映画でした。
非戦闘地域で取材と言っても、シリアみたいな国ではどこで拉致されるかわからないですね。
ダニエルは自分では安全なところに行ったつもりなんでしょうが、ああいう国に行くと安全なところはないですよね(^◇^;)
で、デンマークがテロには身代金を一切払わないと言うのはちょっと驚いた!
日本の某カメラマンが自分から戦地に赴いたのは払うべきではないと思ったが、このケースでもダメだとは.....
家族が必死になって身代金をかき集めるのはけっこう胸が締め付けられます。
ある企業の社長と母親が交渉したのち、母親が出したコーヒー代をプラスして入金があったのは救われましたね^_^
ジェームズとの出会いと死はダニエルにとって、すごい大きいものだったのだとラストは思い知らされました。
テロ組織の人質から生還した、写真家ダニエル・リューの救出劇。

主人公と、帰りを待つ家族とを並行して描いていく。

理不尽な拷問。
手を貸してくれない政府。

終始重苦しい空気が漂う中、ラストでほんの少し“救い”が感じられた。
かなりリアルに、実話を映画化していると思われます。日本でも有りましたよね、事の詳細まで分かるはずもないのに、自己責任だの、血税だの、特ダネ欲しさに危険な所に勝手に行った奴を助ける必要あるか!とかね。人質になりたくて行った訳じゃないのに。先ずは、人命尊重でしょう。殺人者の命も守る文明国家?が、切り捨てていい訳がないよ。 仮に助けることが出来たなら、本人のその後の生き方を、厳しく見詰めて、評価しないといけないかと思うのですが?そんなことを考えさせて貰う時間が持てました。
地味ながら画面の質が高い。特に、ヘリ急襲の場面を主人公のミタメ1ショットで処理するのが圧倒的に素晴らしい。経済的な語りかつ主人公の希望が砂埃の向こうにかき消される様をも表している。この画と繋ぎだけでも観た価値はあったといえる。ISの男が1場面だけマスクを外すのも深みが生まれて効果的。

主人公がメガネを失うとカメラマンではなく体操選手の特技を活かすようになる。そして解放されるとまたメガネをかける。なんとも味わい深い演出。
淡々と演出性を感じることも無く、ドキュメンタリーのように進む。

唯一、演出っぽい所があるとしたら、ラストの葬儀で手紙を届ける所位か?

家族の熱意が、身代金を集める所が見もの。
過去に、ISILに日本人が拘束された事件があったのを思い出した。
リアリティが高く、自分の心が動いた。
Pirouette

Pirouetteの感想・評価

3.8
見てよかった作品。
ドキュメンタリーのようにも見えて
当時のことがよくわかったし、
見飽きさせないエンタメ的要素もあり
最後まで食い入るように見られた。
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