ゆっきー

80,000 Suspects(原題)のゆっきーのレビュー・感想・評価

80,000 Suspects(原題)(1963年製作の映画)
3.0
ゲストが自身のプロダクションで製作脚本監督全部つとめた映画。
現代の英国で天然痘が流行するというパンデミックもので、ゲストの演出は素晴らしいのだが脚本がちと弱い。

本作の主人公は新聞記者では無いのだが、相変わらず会話のテンポやカット割りは良い。例えばエレベーター前で2人が会話しながら扉が開く→カットが割れ、カメラはエレベーターの内側になり扉の閉まる運動の途中からカット初めとなる といったようにアクションによる繋ぎのうまさ、また画面を左右から出入りする人間をカメラで追いながら目的の新聞記事にクローズアップしていくといったような動線設計もめちゃ効いている。
英国だからか知らないけども、『地球の終わる日』同様に霧のシーンが出てくるのも好き。
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