swimmy

セブンのswimmyのレビュー・感想・評価

セブン(1995年製作の映画)
4.1
異常な匂いプンプンの素晴らしきタイトルバックに高まる期待。ストーリーは想像以上にシリアスで、間の取り方とノイズに終始嫌な予感が付きまとい、パトカーの音と雨の重苦しい雰囲気も加勢して不安を煽ってくる。

七つの大罪に擬えた連続殺人はどれも凄惨且つ緻密で悍ましいものだった。特に”怠惰”では犯行の為に費やされた膨大な時間と微塵の狂いもない計画にぞっとした。
そして、ラストシーンはなんとも形容しがたい気持ちになってしまったなあ。短くも長くも感じられる時間、滾る悲しみと怒り、ぐちゃぐちゃな激情に揺れるブラピの演技が凄すぎる。サマセットの(ヘミングウェイの)台詞は、諦めにも受容にも感じられるけどきっと救いであることにちがいない。

サスペンス耐性あると思ってたんだけど、この映画は本当にこわかった。デヴィッドボウイの歌と逆エンドロールに後ろ髪引っ張られちゃう。