あゆか

セブンのあゆかのレビュー・感想・評価

セブン(1995年製作の映画)
3.8
後味悪い映画で調べると必ず出てくるこの作品、初めて観賞しました。
ラストは読めてしまったのですが、それにしてもとてもよく出来ている作品。

七つの大罪をテーマに繰り返される殺人事件はなかなかグロテスクで狂気的なもの。
その暗いストーリーもセットも細かいところまで世界観が保たれていて、映像も綺麗で、なんかかっこよく見えるんです。1995年の映画だとは思えなくてびっくりです。

サマセットは他に興味を示さない冷たい人間なのかと思ったけど、ステイシーやミルズへの言葉は愛ある暖かいものに感じました。

ラストシーンはまさに息を呑みました。必死に止めるサマセットと感情的むきだしで自制心を失ったミルズ、緊張感で画面を見てるのが苦しかったです。

七つの大罪とかヘミングウェイとか文学的というのか哲学的というのか、無知な私には少し難しかったですが最後の引用は良い終わり方だったと思います。彼は長年刑事として戦ってきて、最後のこの悲惨な事件も、戦う価値はあったのだと思います。

この世はすばらしい 戦う価値がある
後の部分は賛成だ