キリスト教の"七つの大罪"になぞらえた連続猟奇殺人事件を追う二人の刑事を描いたデヴィッド・フィンチャー監督、ブラッド・ピット、モーガン・フリーマン主演のサイコサスペンス。
そんな予感はしてたんだけどやっぱり昔に観てた…しかもラストシーン付近で鉄塔を見て思い出すという…ミストとかこういう作品は記憶に蓋をしちゃうのかな…😥
優れた映像センスでシリアスかつダークな独特の世界観を表現していてとてもクール。
緊張感溢れるシナリオも素晴らしくグイグイ物語に惹き込まれ目が離せない。
主演ふたりはもちろんだがグウィネス・パルトローが美しくとても魅力的だ。
そしてなんといってもケヴィン・スペイシーの怪演。
全ての要素が高い次元でまとめられたサスペンスの傑作。
⚠️以下はボカして書いてはいるが若干ネタバレになる可能性があるので注意してね⚠️
大好きな重めのサスペンスだし正直ラストシーン以外はほぼ満点💯の出来だと思う。
しかしどうしても腑に落ちないのはラストシーン。
ミルズは何故自分自身の目で"最終確認"をしなかったのだろうか。
"最終確認"なしに"憤怒"は頂点まで達するだろうか…
"最終確認"なしにあの行動を取るだろうか…
まだよく知りもしない相棒や殺人鬼の言葉だけを信じるのか。
最後の"希望"や"望み"という感情が欠落してはいまいか。
言い訳がましいカットインも鼻につく。
自分なら結果は同じであったとしても、あの過程は絶対にあり得ない。
みなさんはどういう捉え方をしたんだろうか…