はる

セブンのはるのレビュー・感想・評価

セブン(1995年製作の映画)
4.0
キリスト教の『七つの大罪』になぞられた事件
1、暴食
2、強欲
3、怠惰
4、肉欲
5、高慢
6、嫉妬
7、憤怒

最後の2つの大罪を完結させる為に
犯人が仕組んだシーンが見事だった。

(_✍️)
どんなに極悪な犯罪者でも
それぞれの正義や大義名分があって
ただの異常者と一括りにするのも
違うのかなと思ったりすると本当に恐ろしい。
だからと言って共感は出来ないが
こういった犯人は共通して
知識があって頭が良い。
なのに誰かを見せしめにしたところで
この世はそんな簡単に変わらないことが
何故分からないのだろうか。
そんなに頭が良かったら殺す以外に
他に方法がありそうだけど…

目に見えない神と呼ばれる存在を
強く信じるのは心の支えなのだろうが
自分は共感出来ない。

どんなに愛情を注いで育てても
サイコな大人に育つ可能性はあるし
全てが愛情で救われるとは思わないけど
やっぱり愛って大事なんだろうな〜。


あとサマセットが『救い用の無い世界』
と思い仕事を離れることに対して
感情剥き出して少し頭悪そうなミルズが
サマセットの本質に迫るシーンが
好きだった。


◽️以下ネタバレ


犯人は天国に1番近い『嫉妬』を選び、妻と子供を同時に殺されたミルズを『憤怒』させ自らを射殺させ殉教するとゆう企み。

いろいろな考察ができて楽しい。

ミュージアムを先に鑑賞してる為
話の展開が予想出来てしまった…
みてなかったらもっと楽しめたかも〜。
なんだか悔しい。

※でも人にオススメ出来る作品だ。
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