くう

DIVOC-12のくうのレビュー・感想・評価

DIVOC-12(2021年製作の映画)
3.0
「コロナ禍中クリエイター応援の一環ということで、12人の監督による12の短編作品を上映」という前情報だけで、ただ横浜流星が見たくて行った。

けれど、どの作品にも好きな俳優さんが出ていた。キャスト贅沢なオムニバス。

ストーリー的には、世にきみょのようなオチ付き物は求めない方がいい。12の詩を味わう気持ちで見て正解。

役者さんの魅力満載なものもあり、じんわり沁みる話もある。えっ、この監督がこれ。と思うものもあれば、またこういう感じか…という物もある。好み色々。

個人的には「よろこびのうた」「海にそらごと」「流民」が好き。「ココ」にも色々と感じ入るものがあった。

そして、今回も世界観にハマる石橋静河、笠松将、藤原季節、素晴らしい。

(横浜流星はもちろん素晴らしい)

他のユーザーの感想・評価

Honami

Honamiの感想・評価

3.9
邦画がそんな好きじゃないわたしでも、なんとなく引き込まれたいい作品。
Seaneko

Seanekoの感想・評価

4.0
なんだろう、自分としては沢山の俳優さんが見られて楽しめました。魔女のやつと松本さんの映画のやつも楽しかった。ほかにも沢山楽しめました。
かくわ

かくわの感想・評価

3.8
12人の監督による12本のオムニバス作品。
タイトルは「DIVOC」とは、コロナを表す「COVID-19」を逆から読んだもの。
コロナ禍で仕事を中断ざるを得なかったクリエイター達が集まり…とまでかけば察しはつくと思うので省略。

10分の短編を12本。
3人の監督がチームに別れ、それぞれのテーマをもとに制作されました。
三島有紀子監督 “共有“
上田慎一郎監督 “感触“
藤井道人監督  “成長“

12本もあるとそれぞれの色が違うし、好みじゃないのもありますが、全て10分で終わる(笑)一方これ30分くらい欲しい!というものもあったりで、バラエティ豊かな本作は中々楽しめました。
し、キャストがかなり豪華。

個人的には、藤井監督チームの4作はどれもすごい好きでした。
国際色豊かなのも特徴。

ストーリー的には、石橋静河主演の『流民』がハマりました。
身近な施設の中で知らぬところに迷い込む感覚ってすごく分かるなぁって。
あと、ラストと横浜流星主演の『名もなき一遍・アンナ』も好きなんですが、美男美女のキャストでこれはズルい(笑)

一つ一つの作品に感想を書きたいところなんですが、12本もあると中々辛いのでやめておきますが、誰しも一つは気にいる作品になるかと。

パンフレットは1300円と高めですが、12本もあると序盤の作品は記憶薄れるので買っておいて損はないかと。
これだけのキャストが一冊のパンフレットにまとまるのも中々ない。

2021-202-140
コロナ禍で影響を受けるクリエイターや役者、スタッフを応援する企画物オムニバスやが、あまりに統一感が無さすぎて、何かしらのルールを敷くなりした方が見応えあったんちゃうかなぁ?思ったり
更に言えば、この前観たオムニバスの「Mirrorliar Films」は作品ごとのクオリティの差に絶望したが、本作は全体的にコロナ禍に負けない!どころかコロナ禍にやられっぱなしジャーマンスープレックスな元気の無い作品ばかりで、絶望超えて悶絶した!(変わらずバカし放題だった中元雄監督は最高!)


「睡眠倶楽部のすすめ」
加藤拓人監督
スコア3.0
鬱?で施設入ってるあっちゃんがある日施設を抜け出すぞ!って話

あっちゃん可愛かった!


「YEN」
山嵜晋平監督
スコア 3.2
悪趣味な遊びを得意とする仲良し女子高生2人組が些細なことで喧嘩すんよ!って話

めちゃ観たかったヤツ!だってマシンボーイの好きな蒔田彩珠ちゃんと中村守里ちゃんが仲良しの役で、渋川お兄やんも出て居るんやもんね!ぺろぺろぺろぺろ
だから彩珠ちゃんと守里ちゃんがケンケンなった時は早く仲直りしておくれよぉ、なったし、渋川お兄やんはリストラされても百億万YENやろ!なった
まぁ、短編やし浅すぎて全く意味はわからんかったからば、スコアはもちろんキャスト加点が大いにあるから注意してくれよね!


「海にそらごと」
齋藤栄美監督
スコア2.6
お父ちゃんが死んでしまったからば、家族を捨てて出ていった顔も知らないお母ちゃん探してとある田舎のスナックにやってきたぞ!って話

松浦祐也の出ているんやから楽しみに観たらば、安定の絶妙なクズの松浦祐也でマシンボーイはぺろ!でもお母ちゃん役に中村ゆりはねぇわぁ……もっとくたびれたおばちゃん感が欲しかったよねぇ……佐倉萌とか!


「あこがれマガジン」
エバンズ未夜子監督
スコア2.4
喫茶店で人気モデルさんがパフェも食べんと自慢話すんよ!って話

小川紗良ちゃん可愛かった!


この辺りからな近くにすわってたハンプティダンプティみたいな体型のオッサンがポップコーン貪り食うんに飽きたんか見事ないびきをかきはじめたよ!ぷんぷん
そして、マシンボーイも作品数が多くて上映順が曖昧になってきたからば、もし順番が間違っていたらごめんやで!


「よろこびのうた ode to joy」
三島有紀子監督
スコア2.7
ハーゲンダッツの為なら人のひとりやふたり……、って話

お!有名監督のんや!なるも安定の退屈さキープでほっこり
ちなみにマシンボーイはハーゲンダッツよりもレディーボーデンのが好きなんやが、近場のスーパーはどこもレディーボーデンは糞デカいのんしか置いてなくて腹立つんよね!


「魔女のニーナ」
ふくだみゆき監督
スコア2.2
魔女っ子が1人前を証明するために日本に試練を果たしにやってくんよ!って話

めちゃファンシーな世界観なんに予想外な流血シーンがいきなりぶっ込まれてちょっとだけドキドキしたぞ


「死霊軍団 怒りのDIY」
中元雄監督
スコア4.0
ゾンビ軍団相手に菜名ちゃんが久々にキレキレアクションすっぞ!って話

まぁね、唯一マシンボーイが好きな監督のんやからね、はじめっからこれにしか期待してなかったからさ、これさえ良ければ文句ねぇよ、他のがおもんなさ過ぎてこれのスコアがだいぶかさ増しされているかもしらんが、マシンボーイは大満足よね!ぺろぺろ
しかも主演が清野菜名ちゃんで、結婚以来おとなしゅうなってしまった…思っていたんやが、ここへ来てついに菜名ちゃんのアクション魂が大爆発!やったー!
そうね、本作の菜名ちゃんってば彼氏の前でチンピラ3人をボコボコにしたらば「僕が守る必要は無いみたいやね」ってフラれたらしいんやが……くぅ、マシンボーイは菜名ちゃんの鉄拳に一生守って貰いてぇぞぉ!ってキュンキュンしながら観ていたよね!
しかも中元監督のんやからば大迫茂生に冨手麻妙、ゾンビ軍団中には茶谷くんもいたんかな?めちゃマシンボーイ得な豪華キャストのうえに、おまけの仮面ライダーゼロワンとルパンブルーも出ていたぁ
まぁ、菜名ちゃんが大門スタイルのグラサンに工具と空手を駆使してゾンビをボコボコにしだしたら他のもんなんて何一つ目に入らんかったけどねぇ!
あ、マシンボーイもゾンビ相手にすんならデカバールって日々考えているからば、菜名ちゃんと両想い加点ありだァ!かけやをあそこまで巧みに操るんはマシンボーイには無理ぃぃぃ


「ユメミの半生」
上田慎一郎監督
スコア2.9
キュートなユメミちゃんが波乱万丈な人生語るよ、って話

穂香ちゃんの七変化がめちゃ可愛かったし、穂香ちゃんとカトウシンスケがカンフーの修行すんのも可愛かったし、塚本晋也がゲスト出演してんのも良かったよね!


「流民」
志自岐希生監督
スコア2.5
昔の自分家探しにきたらホテル建っているやん…、って話

静河さん可愛かった!


「タイクーン」
林田浩川監督
スコア2.3
酔っ払って気づいたら知らない男と釣り船乗ってたぞ、って話

……誰も可愛くなかったぞぉ


「ココ」
廣賢一郎監督
スコア1.9
セフレが妊娠?まぢ勘弁してくれや!って話

ぐふぅ……マシンボーイの大好きなわんわんちゃんが可哀想過ぎてさ、笠松将はフランス留学したらエッフェル塔もろとも爆死しろ!思ったよね、ぷんぷん


「名も無き一遍・アンナ」
藤井道人監督
スコア1.5
色んなとこ行くよ!って話

ここまでおもんない作品耐え続けてきたんに、まぢ最後の最後にめちゃ眠くなったわぁ……、藤井監督やっぱりマシンボーイは無理や


って事で、ほぼ1勝11敗つっても過言ではないおもんなさやったよね!まぁおもんないやつでも好きなかわいこちゃんでているヤツはけっこうあったから損した感はそこまで無かったけども、中元監督のん以外はオススメできません!どやさどやさ!
記録

『睡眠倶楽部のすすめ』
★2.9

『YEN』
★3.5

『海にそらごと』
★3.4

『よろこびのうた Ode to Joy』
★2.0

『あこがれマガジン』
★3.5

『魔女のニーナ』
★3.6

『死霊軍団 怒りのDIY』
★3.8

『流民』
★2.1

『タイクーン』
★3.0

『ユメミの半生』
★3.8

『ココ』
★2.8

『名もなき一篇・アンナ』
★3.5
四畳半

四畳半の感想・評価

4.5
劇場で鑑賞

1話10分前後の短編映画×12
どの話も10分でどう伝えるかを凄く工夫してる感じがあってとても良かった
特に好きな話は『ユメミの半生』『名もなき一遍・アンナ』『死霊軍団怒りのDIY』『流民』です
ていうか全部好きだけど
もっとオムニバスやってくれー

『ユメミの半生』
過去最高に松本穂香が可愛い過ぎて目眩がする
上田監督の映画愛が爆発する10分間は他のどんな映画よりも濃密でした
あと個人的に“閉館”に弱い
たくさんの俳優さん観れて楽しめました。
松本穂香さんのが一番かな?
清野菜名さんはやっぱアクションが似合う。
奇しくも同時期にコロナに関連した
コンセプト・オムニバス作品が公開。
いや、必然ですかね。

『MIRRORLIAR FILMS』が雑多でノージャンル、
何でもありの「商店街」だとしたら
こちらは一定グレードの統一性がある
「百貨店」のイメージ。


どうやら上映順に
「共有」「感触」「成長への気づき」の
3つのグループ×4作品で構成されてるらしいです。

確かになんとなくニュアンスは伝わりますが……

僕、個人の感想で言えばこちら作品集、
7/12本が「ストーリーは一応あるけど抽象的で
感覚的なエモーショナル先行」タイプで
「起承転結・エンタメ」作品の割合が少なく
かなり偏ってる気がします。


それぞれ個別でみると

①睡眠倶楽部のすすめ→2.9
まずマッシュルームショートで
輪郭丸出しあっちゃんが『花君イケパラ2021』の
悪夢・ハマダー再び。
あっちゃんの魅力は笑顔と激おこ顔なのに
一貫して無表情とはこれいかに……

とりあえず「画」がゲシュタルトしてるから
内容は入ってきません。

②YEN →3.5
ストーリーはありきたりだけど
ポラロイドを意識したスクリーンサイズと採光、
蒔田彩珠ちゃん、中村守里ちゃん二人の
空気感だけでもうよき。センシティブ。

③海にそらごと →3.5
かなりシンプルでミニマム。
サンセット・オーシャンビューで
タバコを吸う中村ゆりさんがとにかく美しい。
関係ないけど子役の高田万作くんが
「綾野剛の少年時代」すぎ。

④よろこびのうた Ode to Joy →3.2
んーん……この辺りから雲行きがあやしい。
藤原季節くんの色気はダダ漏れ。
ただし、使用方法はこれであっているのか……??

⑤あこがれマガジン→3.5
再三申し上げそうろう、ですが
やはり横田真悠ちゃんですよ間違いない。
仕草と表情がもう「モデル女優」のステージじゃないのよ。

⑥魔女のニーナ→3.3
なななじゃこりゃ??かなり異色。
既視感の主演は『知ってるワイフ』の銀行員のコ。
完全にEテレ。掌の出血だけ不穏。
監督は上田さんの奥さんなんですって。

⑦死霊軍団 怒りのDIY →4.3
タイトル殺し。サイコウ・3150・最高。
とにかく『白黒パンダ』で消化不良だった
清野菜名さんが小宇宙を燃やして
「DON'T THINK ,FEEL !」する
超絶怒涛のウルトラC。
高橋文哉くんも激アツ。
「お楽しみはこれからだ!」を体現してます。

⑧ユメミの半生 →4.6
「映画(ミニシアター)が好きな
僕たちのための短編」。   
モノクロ活動写真から無声映画、トーキー、
カラーと映画の歴史を辿る旅。
しょうもなさ過ぎるパロディも愛らしい。
CMでも流れた「今はここまで。」が胸にくる。
なにより松本穂香ちゃんが最強。やっぱauだね。

⑨流民 →3.6
これはかなり渋カッコわけわかんない。
石橋静河さんを堪能するための時間。
メタファー的要素が多く
別にホラーとかじゃないけど
『ライトハウス』っぽい。

⑩タイクーン →3.2
タイトル通りなんかチャイニーズでエスニック。
面白いとかじゃなくオシャレ。
髭のない窪塚洋介さんはやっぱカッケーのよ。

⑪ココ →3.6
なんだかんだ、唯一直接コロナを感じる。
笠松将さんは在日韓国人設定らしい。
「惚れたら幸せになれないセクシーさ」がもう。
最後の一文でズッコケる。

⑫名もなき一篇・アンナ →3.7
ダントツで映像が美しい。
ポエムじゃなくてオペラの荘厳さと静謐感。
別に唄ってないけど。
「コロナ以前の日常=アンナ=中国のガッキー」
的対話・対比篇。
ストーリーではなく肌で感じる作品。


……というような感想でした。

やはり似たエッセンス、そもそも本数が多いという
構成が疲労と眠気を誘いますが
エンドロールの『希望論』がこれまた
めちゃんこカッコよくて目が覚めました。


あと全然、話が変わるんですが
先日のキング・オブ・コントのアバン映像が
「なんかオシャレだなぁ」と思ったら
アナタ!今泉力哉て!!
やっぱお笑い好きなんですねぇ~笑
まさ

まさの感想・評価

3.8
COVID-19を反対から読んでDIVOC、コロナ渦でつくられた12人の監督さんによる12の短編映画でDIVOC-12。ありふれた日常から非現実的な作品まで短編だからこそ視聴者に考えさせられるものが多くある作品ばかりでした。改めて映画の良さを感じられ、今という時間を大事にして未来に繋げていきたいと思いました。
toshiki

toshikiの感想・評価

3.8
改めて松本穂香さんの
演技が好きなのと
藤井組のレベルの高さを
感じました。
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