デンマーク映画というが、そういう国籍で見るような類いではなく、リアルなお国事情がうかがい知れる警察もの。
いつものようにパトロールで巡回に出たジュンスとマイク。
そこで怪しい行動見せた少年を補導したが、その後にアラブ系移民の若者が捕らえられた報道が。
街は一斉に抗議活動によって、銃を持つ若者たちの警察に対するクーデターが勃発。
2人も一躍狙われる羽目になり、パトカーを捨てて街中へと紛れ込んでいく。
いわゆる市街戦を警官たちの目線から見た逃亡劇。
突然銃で撃たれたり、当たり前のように爆発が起きるリアル感が見どころ。
「エンド・オブ・ウォッチ」のような実際ありそうなやり取りが多く、警官たちも清廉潔白でいられない残酷さ。
各々が最後に選択するのだが、それが正しいのかどうか。
全く知らなかったけど、この追い詰められたリアルはかなり真に迫っていると思う。