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サムジンカンパニー1995のeigadaysのレビュー・感想・評価

サムジンカンパニー1995(2020年製作の映画)
3.0
原題は「サムジングループ英語TOEICクラス」TOEICで600点取れば代理(=係長)に昇進出来るというので会社内の英語学習教室に通うOL3人衆のお話。

1995年は韓国に出張をしていた時期なので、色々と懐かしい場面が満載です。MS DOSのコンピュータとか。

韓国の大企業の制服姿のOLさん達とも沢山仕事をしました。途中豚の頭が出て来ますが、新装開店時には豚の頭を祀って商売繁盛を願う伝統的な行事です。

イ・ジャヨン(コ・アソン)とチョン・ユナ(イ・ソム)とシム・ボラム(パク・ヘス)の3人が主役、ただべったり仲良しでもなくどちらかというとライバル関係。私服、髪型、喋り方、全て90年代のソウルにタイムスリップしたような感覚。

主役3人に影響されて、英語クラスのみんなが自分の事として会社の危機に行動する、清々しさ。学ぶところがたくさんあります。

バス停一つとっても、時代考証に抜かりがない。映画のディテールの積み重ねが物語に信憑性を与えています。
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