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サムジンカンパニー1995のワンのレビュー・感想・評価

サムジンカンパニー1995(2020年製作の映画)
3.0
1995年、グローバル化が意識され始めた韓国。サムジン電子で働く女性社員ジャヨン(コ・アソン)、ユナ(イ・ソム)、ボラム(パク・ヘス)の3人は、それぞれに優秀な能力を持ちながらも、高卒というだけで雑用ばかりを回され、実力を発揮する場を与えられずにいた。そんなある日、ジャヨンは自社工場から有害物質が川に流出している事実を知ってしまう。周辺住人に健康被害が出ていながら、水質検査の数値を改竄して事実を隠蔽しようとする会社の不正に黙っていられない3人は、解雇の危険を顧みず汚染水流出の真相を探ろうとする。


結末は痛快だが汚染水流出問題の不正の話から思っていたのとは違う話にシフトしているのはどうかなと思う。一番の被害者である村人との交流が中途半端だしリンゴに汚染水の影響があるのかどうかも分からない。「私の時間の大半を占める会社の仕事が意味のあるものであってほしい」というセリフに胸が熱くなる。
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