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ドライブ・マイ・カーのminceのネタバレレビュー・内容・結末

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

”Drive My Car”て村上春樹またBeatles。裸にセックス・オナニー・天声人語。中二病こじらして日本が嫌なら関わらなきゃいいのにと思いながら三浦透子が気になり観た”ドライブ・マイ・カー”。岡田将生の奇しさ。伝達手段としての言語の限界を超える瞬間。アジア俳優の映え良さ。最高におもしろかった。20210915西宮OS。
食わず嫌いの極みくらいに村上春樹関連に関わりたくなかったが観た最初の作品。観劇帰りの本屋さんで「あんたウチの車CD聴かれへんから!」とお嬢さんのお話CDの購入を阻止するお母さんに遭遇した。劇中はカセットテープ。それを思うと愛車の中で流れる音声すら生々しく感じた。
三浦透子はドラマで娼婦を演じた時にその声に何かを感じて検索したら音源をリリースしていたというのがあって気になっていた人。岡田将生は弁護士ドラマでベビーフェイスからいきなり悪人になったシーンに感動した人。主役の人は村上春樹だから女性の裸が出てくるその添え物として裸の美しい俳優さんな感覚。左目を押さえるシーンと流れとして当然のラストの配役をこなせるのはこの人しかいなかったはず。堂々としてカッコよかった。みんな美しすぎるのを観たことがない俳優で誤魔化すようなそれでいて新鮮な配役。やっぱり村上春樹作品映画はキライだ。その嫌悪感と好きな部分を言葉じゃ伝えきれない。
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