ストーリーじゃなくて登場人物と俳優によって物語が進んでいくのが今の自分にすごく響いた。
村上作品の何が苦手だったかってずっと考えていたけど「人生に抵抗をしない」あの感じがちょっと前までは何ぬるいことしてんの?って受け入れられずなんなら苛立っていた。今だからこそ、それがなりたい自分だと認められるようになった。後半は書き留めておきたいセリフが沢山あったけれど多分あれは原作にもありそうだななんて。
手話の女優さんが本当に素敵だった。後ろから相手の身体の前に手を持ってきて伝える表現に感動した。知らないことが沢山ある、目の前で起こることを受け入れて進んでいくしかない。