ドライブ・マイ・カーの作品情報・感想・評価・動画配信

ドライブ・マイ・カー2021年製作の映画)

上映日:2021年08月20日

製作国:

上映時間:179分

ジャンル:

3.9

あらすじ

『ドライブ・マイ・カー』に投稿された感想・評価

あかつ

あかつの感想・評価

4.5
無粋かもしれませんが、誰かと答え合わせと感想述べ合い大会をして欲しい。
私はそれを眺めたいです。
近々またみようと思います
たま

たまの感想・評価

4.2
最初のクレジットが出てくるまでの少し長めのストーリーで心を揺さぶられて鷲掴み。そこからは静かにストーリーが流れていくが、日常と虚曲のリハーサル、カセットテープのセリフが全て繋がってるような気がして、徐々に明かされていく真実と重なって、とても静かな作品なのに心揺さぶられました。岡田将生くんだけ浮いてたような気がしたけど、あの高槻が観客が置いてけぼりにならないような役割やったんかな?って思いました。最後のシーンどう意味だったんかな?みんなで答え合わせしたくなる終わり方でした。
KANA

KANAの感想・評価

4.0

タイミング的に私が映画から離れてる間に公開され、いつの間にか世界で高い評価を受けていた本作を今になってやっと。

村上春樹の代表作はほとんど読んでいて、『女のいない男たち』も新刊当初すぐ買ってハードカバーで読んだ。
その後映画化されるなんて露ほども思わず。

映画版は『シェエラザード』と『木野』の要素で膨らませてるにしても、
『ドライブ・マイ・カー』自体の設定ががだいぶ変えられていて、その箇所が2個目辺りまでは観ててちょっとモヤっていた。

でも濱口監督のオリジナル作品なんだと割り切って観たら、これはこれで個人的にはとてもよかった。
劇中劇であるチェーホフの『ワーニャ伯父さん』は原作以上に重要な、というか本作のコア的な役割を果たしてる。
ワーニャを家福に、ソーニャをみさきに重ね、より重厚なドラマ仕立てに。

「真実というのは、それがどんなものでもそれほど恐ろしくはないの。
いちばん恐ろしいのは、それを知らないでいることよ」

序盤、車内で流す抑揚のない音(妻)の声で聞いたこの台詞が、終盤大いなる伏線であることに気づく。
冒頭、音がベッドで話す女子高生と空き巣の話で
「無音に耳を傾ける」
というフレーズも、妙に印象に残ってた。
そして車内での高槻の長台詞にしろ、終盤みさきが家福に語る台詞にしろ、"内観"の重要性を強調してる。
もはや禅の精神。濱口監督の考察とアレンジが深い!

そして家福の決意。
ある意味遅いにしても、最大公約数的にやれる事が目の前にある。
そう、死ぬまでは生きてかなくちゃならないんだもの。
パク・ユリムによる手話パフォーマンスは沈黙のクライマックス。

原作ではそこまでの解釈は全くなく、いい意味である種の諦め(悟り?)の境地で終わっていたけど、これに忠実だとたぶん大衆受けはしないだろうな…。
第一愛する夫がいながら複数の男性と交わる音にも、知らないフリの演技をし続ける家福にも感情移入はできっこない。
"心に傷を抱えた状態からの再生"としてここまで具体的に踏み込んだ本作でさえ、クールな演出に好き嫌いが分かれそうだし。

それはそうと、春樹さんの"世界観"はしっかりリスペクトされていた。
官能的というよりスマートでミステリアスなベッドシーンの描写とか、
煙草使いとか、
令和なんだけど(スマホやマスクを使用)、クラシックカーやカセットテープが象徴するような昭和的なモダニズムとか(ジャズやビートルズは封印)、
「君」
「ああ」
「〜ないさ」
「〜してもかまわない」
…等々、現実の日常会話ではまず使わない気取ったような文語調の台詞回しも含め。

広島から北海道への弾丸ドライブなど後半はなんだか家福の夢の中を見てるような浮遊感もあり、そういうファンタジーっぽい要素を大いに取り入れたところは原作以上にハルキズムかもしれない。

キャストもそれぞれにハマってた。

西島秀俊の家福・・自分を出し過ぎず、でも率直さを失わない
(春樹さん作品の主人公全般に共通するキャラ)
『ダブルフェイス』の白タンクトップ姿を拝んで以来の西島さんの上半身!

三浦透子のみさき・・冷静沈着で確かなドライバー /トラウマを抱えたポーカーフェイス

霧島れいかの音・・この世からいなくなってしまうことでミステリアスさが増すファムファタル

岡田将生の高槻は、小説のスカスカなイメージの高槻よりも思慮深かったり獰猛だったりでギャップがあったけど、劇中劇含め抜群の演技だった。

みさきのラストシーン、いろいろ匂わせてるなぁ…
全く面白さがわからなかった。
ただただ長い映像で盛り上がる所もなく、見せ場もどこかよく分からない。
登場人物の行動心情何も共感できないし、理解できない。
ryuki

ryukiの感想・評価

4.0
機内で

感情を、ね。
ぐりこ

ぐりこの感想・評価

3.5
自分に素直になること、について考えた。

私は被害者意識が強いわけでもないし
恵まれた人生だと思ってるけど
そんな私でも最後の演劇シーンはグッと来た。

思春期のころに出会いたかった。
被害者意識が強くて、生きづらかった10代の自分へ。
ル

ルの感想・評価

-
もともとハルキスト以外には刺さらん映画だと思って見ていた
やはり刺さらず途中離脱
そー

そーの感想・評価

3.8
正直なところ好みじゃない。情景や描写をうまく使っているし、役者の一つ一つの演技や表現力も良い。自分には素直に生きなさい。誤魔化さず自分を曝け出して生きなさい。と言うメッセージに思えた。それが高槻なのかなと。真実は分からないけれど分からなくていい。その方が居心地が良いと感じるから。でもそれでは分かり合えない。わかってる。失ってから大体その事に気づく。後悔の積み重ねの毎日。これからどう折り合いをつけていくか。。
mizuki

mizukiの感想・評価

4.8
なんて色っぽく美しい脚本なんでしょうか…。
そして、外国語を言語ではなく音として聴くあの感覚を映像化・言語化しているのも本当にすごい。そこが世界に評価されたのではないかと思う。日本人じゃないと伝わらないのでは…?という部分があり、むしろそのような場面の方が多いようにも感じた(音さんの脚本のように)。人に伝えるには、言葉が多すぎるか、少なすぎる。わからないほうが深読みできてかえってミステリアスで良いということも往々にしてある。それとも、言葉を超えて伝わるのだろうか。
日本人同士でも、自分の言葉が伝わらなかった経験は山ほどある。同じ日本語を使っているはずなのに、生きる環境が違うと用法が全く異なってくる。真逆の言葉で同じ概念を表すことだってあるくらいだ。例えば、「生きたい」と「死にたい」のように。どちらも、未来に期待して、命を燃やしているときに出てくる。「生きたい」が痛々しく感じたり、「死にたい」に「あっけなく死んでやらない、どうせ死ぬなら名誉の死を遂げたい」という意志を感じたり。どちらが悲観的か楽観的かさえわからないくらい似ている。

言葉では伝わらないこと、言葉にするから共有できること、言葉にしない気持ち、言葉にしない気持ちを汲んであえて知らないふりをすること、理解を期待しなかった相手との邂逅。いいな、「分かち難さ」と「邂逅」をこんな風に書けるのって。私も書いてみたい。いや、書き始めてはいるけど書き終われない…。生きているうちに、それなりに納得できるものが書けるのかな。誰に見せるわけでもないけど。私はセックスをしても物語は湧いて出て来ないから(笑)、地道にコツコツ、色んな人の話を聴いてそれぞれの思いに触れたり、美しいものをちゃんと自分の目で見たり、ちゃんと喜んだり、傷ついたときはちゃんと悲しんだり、こまめにインプットとアウトプットを繰り返していくしかないんだろうなあ。
もちろんあれは、音さんが悲しみや絶望と生涯付き合う上でできあがった、とても自然な、ポジティブな、明るい出力方法なのはわかる。一つ、へ〜って思ったのは、他人のフィルターを通らないと活字、そして本にならないということだ。だからこそ、ある朝、音さんが夫に「昨日の話覚えてる?」と聞いた時、本当は覚えていたのに彼は「いや、あまり覚えていないなあ。」と答えたシーンが、音さん目線だと少し冷たく感じた。「覚えていない」と答えたのは、「これ以上彼女に踏み込まない方がいいな」という彼の優しさだったはずだし、彼女もそれはわかっているだろう。しかし自分の出力方法がそれしかないならば、他の男の人のフィルターも通してみたいと思うのは、とても自然だと思う。

二人羽織みたいに後ろから手を回して手話をするところが好き。
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