ドライブ・マイ・カーの作品情報・感想・評価 - 4ページ目

「ドライブ・マイ・カー」に投稿された感想・評価

事前に情報をまったく入れずにフラットな状態でこの映画を観られてよかった。
唯一3時間という上映時間の長さが不安だったが、すぐに物語に引き込まれて全然気にならなかった。
サーブのエンジン音も心地よく、静かで淡々としているのに全然飽きなかった。

「僕は正しく傷つくべきだった」
映画を観た後にずっとこの言葉について考えている。
男らしさとは何だろう。
言葉だけで誰かを完全に理解するなんて可能なのだろうか。
大事なのは自分の気持ちを、他人を、ありのままに受け入れること。

西島秀俊は最近トニー・レオンにやけに似てきたような。
抑えているのにエモい演技が上手い。
この人やっぱり声がいいなぁ✨

俳優陣は皆よかったです❗
三浦透子の無口ながら滲み出る聡明な雰囲気が素敵だし、岡田将生はこういうクズな役をやると美形が相乗効果で働いて印象的。
霧島れいかもいかにも村上春樹作品のヒロインっぽさがあってエロかった~
Mayuko

Mayukoの感想・評価

4.0
音も台詞であるかのようだった。伝わるものは、言語化されていないため、人それぞれだと思う。私には、過去に似たような音を聴いた時のことを思い出した。その時、どう感じ、どう思ったのかを。

ドライブ中の車内の音。雨の音。台詞を話す息遣いの音。木の葉を踏む音。そして無音。

もちろん、知らない音もあった。分からない音もあった。でも、それらの音も含めて全ての音を受け入れられた。私たち観客に委ねてくれているように感じた。

自分のことを見つめ、ひとつひとつ丁寧に、そして穏やかに生きたい、そう思った。
uyeda

uyedaの感想・評価

4.2
伝わると強く信じて伝えること、その言葉に耳を傾けること、そうした強さをここ1年失い掛けていたので身につまされる思い・・親密さ観た時もそうだけど観た後で人とのコミュニケーションの仕方あり方何がどうしても変わってしまう
しかし音のセックス中の白けた目はトラウマになりそう
ひらが

ひらがの感想・評価

3.9
村上春樹を語れる程に作品に触れてないですが導入の会話から雰囲気は感じた。
小説を読み進める感覚をそのまま映像に投影してる感じが地味ながらオシャレで眠くなるタイプの会話主体作では決してない。

感情を殺した会話の中から見えていない内側を覗き込もうとしている感覚になりました。
理解できない、又は理解したくない部分も人によっては多分にありそうではある。真意に近づいて行く過程はあまりに不器用。夫婦という近い関係でも、だからこそ?目を瞑って気付かないようにしてること。色んな在り方がある中でその関係においての最善だったり正解って難しい。。

最近ではあまり見なかった系統の作品。ちょっと違うけど『ペタルダンス』とかを思い出した。
あさみ

あさみの感想・評価

4.5
良くも悪くも村上春樹っていう感じの作品だった
3時間もあるけどそんなに長く感じなかった。すごく丁寧に心情を描いてるように感じた。
車の中で一緒にタバコ吸うシーン大好き
きょん

きょんの感想・評価

3.3
元々観たい作品でしたが、長尺が気になってなかなか足が向きませんでした。知り合いが絶賛していたのでやっと観に行きました。

ひとこと、村上春樹的な展開ではないなぁと思った。原作は未読なのでなんとも言えませんが。

まず、夫も愛人も魅惑する音の魅力がいまひとつピンとこなかった。そこに絶対的な何かがあればまた違ったのかもしれない。そして、高槻演じる岡田将生さんがそこまでクズ男に見えず。唐突感は満載でしたが、爽やかさは隠せなかった。みさき演じる三浦透子さん、あそこまで無表情、感情のこもらないしゃべり、何か意図があったのだろうか。初めのうちはそれでもいいだろうけれど。

濵口監督、初体験でしたがいまいち乗りきれなかった。

広島の風景はよかった。北海道のシーンは内容的にはピンとこないシーンではあったのだけれど、一番いいシーンだった。矛盾していますが、感情が迸っていて胸を打たれました。ただし村上春樹的ではなかった。

チェーホフの「ワーニャ伯父さん」のくだりが一番長かった。多言語での芝居、そこにいろいろな意味が取り込まれていたのだろうけれどそれも理解できず。きっと短くできない意図があったのでしょう。芝居のラストシーンは家福と重なりました。

とはいえ、雰囲気やその空気感は嫌いではなかったです。
俳優の身体に対して、深みを出す代わりなのか、無機質な物体に対するテクストはわかりやすい隠喩。
撮影がすごくいい。
matari

matariの感想・評価

4.0
今自分がいろんな言語ごちゃ混ぜな環境にいるから、主は日本語で、手話の字幕はフランス語で読んで、英語はフランス語字幕あるけど英語で聴くというカオスすぎる状態だったけどやっぱり面白かった。
俳優と車の音と沈黙がよかったな
いやあだいぶ深い話だった。あんまり予習してなかったけど、日本語・英語・韓国語と色々使われてて国際色豊かな感じも新鮮だったし、内容が大人向けで深くてよかった。3時間は長いけどね…西島さんの英語が滑らかでうますぎた。
3時間の映画だと聞いて正直ビビってたんですが、いや〜あっという間。むしろあと3時間くらい見たかった。

西島秀俊史上、最高の芝居が出てましたね。彼と三浦透子演じるドライバーの演技が小さいのに切れ味抜群で、ラストの北へのドライブのくだりはもう自分もあの車に乗ってるんじゃないか?ていうくらいの体験感がありました。傑作⭐️

そんな濱口竜介監督の独特の演出法「濱口メソッド」について、noteでいろいろ解説しました。
【「濱口メソッド」の響き合う芝居。『ドライブ・マイ・カー』】
https://note.com/devikobayashi/n/naddb431c2441

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