過去を背負って生きていく人たちの話。
演劇界の夫婦。
色々あって男は地方で仕事に呼ばれて、運転したいのに運転手を付けられたり、妻と繋がりのあった俳優がオーディションに来たり。
下ネタの会話、本を読ん…
"俺の人生と愛はどうしたらいい"
大人やなあ。
舞台俳優兼演出家の家福の妻がある日突然病で亡くなった。彼女が抱えていた秘密が分からないまま2年経ち、広島での仕事でドライバーのみさきと出会ってから…
さすが、濱口監督への信頼がさらに深まった…
内容の芯は村上春樹だなと思いつつ、台詞や演技の温度感、演出の複層性は見事で、繰り返されるワーニャ叔父さんの場面場面が意味を変え立場を変え映画の中で機能し…
文章を頭の中で音読しているかのような抑揚のないセリフや、散りばめられた比喩的演出のおかげか、頭ではすごく良く理解できた一方で、心が大きく動くことはなかった。感情を抑圧して内省していた彼らの感覚に近い…
>>続きを読む©2021 『ドライブ・マイ・カー』製作委員会