ハレルヤ

ゴッドファーザー(最終章):マイケル・コルレオーネの最期のハレルヤのレビュー・感想・評価

4.1
かつて様々な裏社会の波に飲まれたマフィアのボスであるマイケル・コルレオーネ。自らが過去に犯した過ちに悩み苦しむ日々。ファミリーを裏家業から抜けさせようとし、自身もボスを引退する方針を決めるが、予想外の出来事が彼を迎えるシリーズ最終作。

「ゴッドファーザー」シリーズ3作目をフランシス・フォード・コッポラ監督自身がリマスターし再編集した作品。最後に見たのは10年ほど前で記憶もそれなりに薄れてたので、これを機に鑑賞しました。

大きな違いは冒頭のカットと、ラストシーンでしょうか。それ以外はトリミングや使用音楽の違いなどらしく、そこまでは分かりませんでした。

元々3のレビューでも書きましたが、やはり前2作があまりにも完璧な作品だったので、比べるとどうしても落ちるところがあるのは仕方ありません。

それでも作品自体の完成度はかなりのハイレベル。今までの非情で冷酷な面が目立ったマイケルが、本作では過去の罪に苦しめられ、ファミリーを守る道を選択しようとする姿がメイン。

改めてアル・パチーノの熱演には引き込まれましたし、ラストの絶叫は忘れられない名場面。オリジナルとは少し変わった余韻を残すラストもまた改めて心に響きました。

タイトルも改められて、シリーズの幕引きに相応しい形になっています。このバージョンは絶対に見なきゃいけない!という訳ではありませんが、シリーズのマニアや僕みたいに一度見たけど忘れかけてる人。興味があって見てみようと思う人ならお勧めです。
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