久しぶりのドリューバリモア。
ストーリーとしては目新しい要素は特になく、むしろ昭和のドタバタコメディを彷彿させるテイスト。
まぁラストはメッセージ性もあって個人的には好きですが、あらすじも昭和テイストでお送りします。
一世を風靡したコメディ女優キャンディはセレブリティやキャラクターに嫌気がさしてMK5、問題行動ばかり起こして業界を干されヒッキーに。
アルコホリズムセラピーへの参加を裁判所に言い渡されチョベリバなところ、現役時代の代役を呼び出し、表向きのまさしくダブルを依頼する。さながらメッシーくん。
その間にネットで出会った男と駆け落ちのごとく第二の人生を夢見ていたわけです。
ヒューヒューだよ！
しかし代役の女は承認欲求の塊で、
キャンディとしての名声はおろか、社会的人権、果ては男も掻っ攫おうとするオバタリアンに進化を遂げたのでした。
とまぁありきたりでありながらも、
刮目すべきはキャンディとその代役を一人二役で演じたドリューの底力でしょう。
メイクもさることながら、表情や姿勢でここまで印象の差を演じ分けていて素晴らしい。
あとはどのキャラの視点でも、少なからず共感できる要素が潜んでいて、悪者がいない脚本上手いなぁ、と。
