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浜の朝日の嘘つきどもとのkazu1961のレビュー・感想・評価

浜の朝日の嘘つきどもと(2021年製作の映画)
3.9
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-053
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋映画好き、特にミニシアター好きな人はグッとくる作品だと思います。なんと作中に、グリフィスの『東への道』、キートンや『青空娘』『喜劇 女の泣きどころ』などが流れます!!そして笑えるとこ、泣けるとこ、とても心に染み入るそんな作品です。

🖋福島県に実在する老舗映画館「朝日座」を舞台に、その映画館を潰さないように奔走する主人公の女性、茂木莉子(高畑充希)と支配人の森田保造(柳家喬太郎)が奔走する物語、そしてそのサイドストーリーとして茂木莉子(高畑充希)とその恩師、田中茉莉子(大久保佳代子)との物語が並走しますが、その根底に震災、原発、コロナ禍などの社会問題を静かに描きながら、映画があることによって救われる人生や豊かになる生活があることを伝えてくれます。また家族とは?という問題も掘り下げながら、悲喜交々の人間模様を描いている、とても深いい作品です。

🖋本作、福島県南相馬市に実在する映画館「朝日座」を舞台に繰り広げられる人間模様を描いた作品です。本作の後日譚となるドラマ版にも出演している高畑充希、柳家喬太郎、大久保佳代子らが出演。ドラマ版と同じくタナダユキが監督・脚本を務めています。

😆Story:(参考: 公式サイト)
100年近くの歴史を持つ福島・南相馬の映画館「朝日座」。ある日、茂木莉子(高畑充希)と名乗る女性が支配人の森田保造(柳家喬太郎)の前に現れる。莉子は<経営が傾いた「朝日座」を立て直す>という高校時代の恩師・田中茉莉子(大久保佳代子)との約束のため東京からやってきた。すでに閉館が決まり打つ手がないと諦めていた森田だが、見ず知らずの莉子の熱意に少しずつ心が動かされていく。果たして「朝日座」の運命やいかに……。

🔸Database🔸
・邦題 :『浜の朝日の嘘つきどもと』
・原題 : ※※※
・製作国 : 日本
・初公開 : 2021
・日本公開 : 2021/09/10
・上映時間 : 114分
・受賞 : ※※※
・監督 : タナダユキ
・脚本 : タナダユキ
・原作 : ※※※
・撮影 : 増田優治
・音楽 : 加藤久貴
・出演 : 高畑充希、柳家喬太郎、大久保佳代子、甲本雅裕、佐野弘樹、神尾 佑、竹原ピストル、光石 研、吉行和子

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
福島県南相馬に実在する映画館を舞台に、映画館の存続に奔走する女性の姿を描いたタナダユキ監督のオリジナル脚本を高畑充希主演で映画化。100年近くの間、地元住民の思い出を数多く育んできた福島県の映画館・朝日座。しかし、シネコン全盛の時代の流れには逆らえず、支配人の森田保造はサイレント映画をスクリーンに流しながら、ついに決意を固める。森田が一斗缶に放り込んだ35ミリフィルムに火を着けた瞬間、若い女性がその火に水をかけた。茂木莉子と名乗るその女性は、経営が傾いた朝日座を立て直すため、東京からやってきたという。しかし、朝日座はすでに閉館が決まっており、打つ手がない森田も閉館の意向を変えるつもりはないという。主人公・莉子役を高畑が演じるほか、大久保佳代子、柳家喬太郎らが顔をそろえる。本作と同じタナダユキ監督&高畑充希主演で、福島中央テレビ開局50周年記念作品として2020年10月に放送された同タイトルのテレビドラマ版の前日譚にあたる。
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