人を殺めた女二人の逃避行ロードムービー、と言ったら否が応でもテルマ&ルイーズを彷彿させる。
全てにおいて、思い切りが悪いというか歯切れが悪いというか「本物」のような荒々しさや感情を映画の中では感じられなかった。
全てを捨てた訳ではなく、逃避行なのに捨てられないものや、煮えきれないものが、うだうだとついてきて、それに足を引っ張られている。人を殺してしまったのであればもう少しどこかでスッキリして欲しかった。
同性愛の描き方もあまり好きではなかったし、最後の海小屋のシーンも長口感じる。
題材や役者が魅力的なだけに少し残念に感じた。