ベルリンで暮らすゲイカップルのアントニオとパオロ。
プロポーズを機にアントニオの家族に挨拶に行くことに→ 親に対してやっとカミングアウト→ 息子のために何がなんでも村で結婚式を執り行おう！とする母と、仕事ではリベラルを主張しつつ、息子がゲイであることをなかなか受け入れられない村長の父との対立 etc.を描くコメディ。
もとはオフ・ブロードウェイの舞台作品ということで、多くを語らないざっくりしたコメディ展開や、人物の関係性の説明が最小限なのは舞台ならではなのかなあ、と思った。（もうちょっと丁寧に描いても良かったかと。）
男性の同性愛者のパーソナリティの描き方や周りの反応がステレオタイプなのがちょっとだけ気になった… けれど、基本的にハッピーな映画。
アントニオとパオロのカップルが、ひたすら応援したくなるチャーミングさでgood!!
脇役も含めキャラクターが濃い人物だらけなのが、舞台由来のコメディという感じ。
「キャストは歌えるよ」アピールを随所でしてくるから、もっとミュージカル要素があっても良かったのにな。
とは言え、風景の美しさ、衣装の素敵さなど、観ていて楽しく明るい気持ちになれるコメディだった！
