たま

ステージ・マザーのたまのレビュー・感想・評価

ステージ・マザー(2020年製作の映画)
3.0
「ステージ・マザー」は、芸能界で仕事をする子供のマネージメントする人ではなく、自らステージに立って歌う母親の話でした。

音信不通だった息子の訃報が届き、単身サンフランシスコに向かった母親が、ドラァグクイーン達のバーを再建するために活躍するという物語。

ごくごく普通のおばさんが主人公なのがいい。

家父長制が根強い、保守的なテキサスで生きてきたメイベリンには、多様性の象徴のようなサンフランシスコを知ってしまったら、もう元には戻れない。
水を得た魚となったメイベリン。

息子の恋人や親友女性と関係を深めて、自分自身が自立していく。
薬物依存、DV の問題も盛り込まれています。

そういえば昔、歌舞伎町や渋谷ででドラァグクイーンのショーを見たことあったっけ。とびきり明るくて笑わせてもらったなと、懐かしみながらの鑑賞でした。
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