もりあいゆうや

ドリームランドのもりあいゆうやのレビュー・感想・評価

ドリームランド(2019年製作の映画)
4.0
メリハリのある構図とカラーが、とても現代的。
それでいて奇を衒わない撮り方に親しみが持てる。
カットバックの使い方も教科書のよう。
全部良い意味です。


1930年代のテキサスを舞台に、実の父親への想い、今の家族との関係、銀行強盗犯の女性への恋、自然の脅威、など、描かれている要素は多いが、うまく整理されていてとても観やすい。


クライマックスの発端となるある事件は、短いながらも、急にアクセルを全開にしたような勢いがあり、今作の中で最も生き生きとしたシーン。


終わり方も、そこからのエンドクレジットにかけての余韻も良い。


ただこの作品、マーゴット・ロビーが単独で品質を引っ張り上げている感は否めない。


それと、観賞後に今作の予告編を見たが、この約1分半の予告編がよくできてる!編集が上手!
ナレーションの方が合ってないという難点を除けば、100点満点の予告!