「ローラ殺人事件」に投稿された感想・評価

masayaan
4.2
これは面白かった!部屋に女性が入ってくるだけのショットやシークエンスがあそこまでの力を持つとはね。ノワールというより、ヒッチコック的なサスペンスに同年のフリッツ・ラング『飾窓の女』的な幻想感がブレンドされた不思議な作品。
ワイルダーの「深夜の告白」と並び、フィルム・ノワールの礎を築いた作品であり(個人的には「深夜の告白」に軍配をあげるが)、オットー・プレミンジャー監督の出世作となったのが本作。

大ヒットした主題曲がまず良い。

ショットガンで顔を撃ち抜かれたローラの死体が見つかる。容疑者は、彼女の叔母、婚約者、彼女を見出だしたコラムニストの三人だった。

タイトルロールのジーン・ティアニーの美しさに目を引くが、容疑者のジュディス・アンダーソン、ヴィンセント・プライス、クリフトン・ウェッブが一癖ありすぎる面子ばかり。

比較的なまともな刑事ダナ・アンドリュースだって変なキャラで、ローラの肖像画の美しさにみとれてしまったり、捜査中に玩具のゲームに興じたりと、チミ仕事する気あんのかね?と思ってしまう。

ただ一番怪しいのは、ローラの家政婦なのだが…。
フィルムノワールというより、純粋なサスペンスとして面白い作品。名匠オットー・プレミンジャーのデヴュー作。
殺人事件と歪んだ恋愛を絡めたフィルム・ノワール作品

広告業界で働いていたローラが風呂場で散弾銃で顔面を撃たれて殺される事件が起こる。
この事件を追う刑事もローラのことを調べて行くことで徐々にローラに惹かれていく…
雰囲気とかハラハラ感がよく出てた!特にラストはハラハラする展開

やっぱり美しい女性に着いていくのは怖いですね!
法一
3.4
 ごく普通に良くできたミステリー映画という感じ。ジーン・ティアニーは確かに人生狂わせるレベルの美人だし、ダナ・アンドリュースはザッツタフガイだし、クリフトン・ウェブの気持ち悪い役も、ヴィンセント・プライスの間抜けな役もハマっている。
誰も警察の言うことを聞かない
猫
4.0
傑作。私情を隠しきれないダナ・アンドリュースが最高。もはやノワールからは逸脱してしまっている。扉越しの口づけ。愛を具現化した同じ型の時計を自らの手で破壊してしまうこと。愛の終焉。
yasumax
3.6
ヒロインのローラというネーミングにも表されているツインピークスに影響を与えたフィルムノワールの古典サスペンスとして有名。被害者であるローラの幻影に登場人物だけではなく、映画を観ている側までをも引き込まれてゆく作品。
LEON
3.9
広告業界で働く若き女性デザイナー〝ローラ・ハント〟が、何者かに自宅で顔面に散弾銃を浴び殺害される。

ローラを支え続け売れっ子デザイナーに育て上げた初老紳士で著名な批評家〝ライデッカー〟…ローラの婚約者〝カーペンター〟…その〝カーペンター〟はローラの叔母と親密な関係…だれもが怪しい。

事件を追う刑事〝マクファーソン〟も、ローラの過去を知る事によって惹かれていく。

ローラの過去の足取りを調べるために、事件に至るまでの回想で物語は構成される。
様々な関係者が捜査線上に浮かびあがるが、ローラの魅力に誰もが翻弄されているよう。

殺害に至る動機探しや不可解な人間関係は物語に引き込ませ、初監督〝オットー・プレミンジャー〟のその後に繋がる作品を予感させる。

殺人事件と歪んだ愛情を絡めたフィルム・ノワールは、古さを感じても現在にも多大な影響を与え通づる作品ではないでしょうか..★,
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